
療養型病棟ならではの学びがありました。
Interview
- 金隈病院
- 言語聴覚士
K.Kさん
2013年 入職
リハビリドクターに直接質問できる環境
スキルアップとプライベートの充実、両方のバランスが取れる職場だと思います。
金隈病院は相生会グループのなかでも慢性期の患者さんが多いのですが、療養型病棟には珍しく、外部のリハビリテーション専門医の先生が月2回来院されます。難しい症例やリハビリの計画で悩んだときに相談できるので、とても心強いです。言語聴覚士としては新しく学べる機会が多いと感じます。
食事はほとんどの人にとって、何にも代えがたい生きがいですよね。患者さんだけでなく、ご家族も「おいしいごはんが食べられるようになってほしい」と熱望されます。ですが、ご高齢の方の場合、入院前とまったく同じ食事には戻れないこともあります。
すでに経管栄養法を長く続けているけれど「もう一度、ひと口で良いから食事がしたい」とおっしゃる方がいました。どうすれば安全に食べさせられるのか、最終的にはリスクと本人の意思どちらを尊重するべきか。主治医の先生と相談して、少しでも患者さんの希望が叶うように取り組みました。

オンオフどちらも仲の良い職場
患者さんとのリハビリの時間だけでは得られない情報も多くあります。金隈病院はどの部署も雰囲気が良く、看護師さん、栄養士さんに患者さんの調子がいい時や、介護食の好き嫌いについて聞きやすい環境ですね。
プライベートでも仲が良く、コロナウイルスが流行する前はリハビリスタッフや医師の先生も交えたチームで、PayPayドームのリレーマラソンに参加していました。チーム名はもちろん「ゴールデンベア」です(笑)。

学ぶ気持ちを応援してくれる
実は、言語聴覚士の仕事を目指したのは、失語症の方とのコミュニケーションに興味があったからなんです。もちろん失語症の訓練もありますが、金隈病院は嚥下障害のリハビリが多いので、もっとスキルを伸ばしたいな、と思っています。
これからは、難病ならではの嚥下の症状について学びたいですね。専門の学会や勉強会に積極的に参加しようと思っています。上司に相談したところ、快く応援してもらえました。仕事のレベルアップができて、心の余裕も大事にできる。長く続けられる理由だと思います。
